2010年1月10日日曜日

情報格差について

あさうすさんがセミナー格差社会というエントリーをあげておられました。その中で都市部と地方の情報格差に触れられてました。
で、地方の人は(いいなぁ~、東京や名古屋の人は面白いセミナーが受けられて)と思うかも知れませんが、都市部在住のDTP従事者の誰もが受けられるのではないのです。

自分もblogにセミナー出席の感想なぞを何度か挙げましたが、皮肉なことにセミナーに出席できるようになったのはDTP業界を離れてからなのです。
業界に従事している人はお分かりかと思いますが、この業界、一番忙しくなる時間帯が夕方からです(DTP Boosterへの参加が難しい)。で、納期によっては土日は関係ありません(事前予約必要なセミナーは難しい)。業界の繁忙期にあたる2月にPAGE(会社が許可しないと無理)。誰もがセミナーに参加できるわけではないのです。

で、職場によってはネット接続禁止!のところもあるのです。

ひたすら生産性を上げるためにタテ割りの単調な作業の繰り返しを強いる職場が多くあります。PAGE2008のコンセプトは「シナジー:タテ割からヨコ串に」でした。DTPというものが従来の「デザイン、写植、版下、製版」の統合なのですから、そのDTPをタテ割で行うことに無理があるのです。

聖書に「新しい葡萄酒は新しい皮袋に」の言葉があります。「新しい葡萄酒を古い皮袋に入れると裂けて破れてしまうでしょう」とも言っています。DTPはヨコ串の組織でないと無理なのです。

個人的に「情報格差」がもの凄い勢いで進んでいることを感じてます。自分がblogを始めたのも恐るべきこの勢いから取り残されないようにとのためです。

ネットというツールによって伸びるものはますます伸び、取り残されたものは取り残されたままです。営業部門とDTP部門のITリテラシーの格差を感じたことはないでしょうか? 20-10年前にあった差とは比べようもないくらい開いています。そしてそれはDTP部門の中でも開いています。で、その部門の理解できる方がセミナーに参加すれば良いのですが、管理職という立場から参加したという年配の方も見受けられました。理解できたのでしょうか?

情報格差は都市部・地方といった地理的な要因ではなく、タテ割の旧態依然の組織に原因があると思ってます。思い切って製造部門と営業部門の入れ替えをやらなければ、この格差は埋まらないのでは?と思ってます。


と、怒りをぶちまけた後で、、、
PAGE2010に食指は動かなかったのですが、たけうちとおるさんのセミナー(2月4日(木)15:15〜16:15)があるので参加する気になりやした。

で、参加したくてもシフトの関係で参加できなかったイベントが
2010 2.1(月)阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」 を考える」イベント
どなたか参加しましたら、blogにてレポあげよろしくです。

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